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【OSPF】 8. OSPFの豆知識

8. OSPFの豆知識

CiscoのHello interval

CiscoのHello intervalはネットワークタイプに応じて自動でデフォルト値が変わります。 broadcastは10秒、point-to-pointは10秒、point-to-multipointは30秒です。 さらにRouter DeadはHello Intervalが変わると自動的に変わります。 Router DeadはHello Intervalの4倍です。

MTUとOSPFの関係

MTU長が一致していないとネイバーのステートがEXCHANGEから先に進めなくなります。 トンネルインタフェースや、L3SW系でMTUが1500よりも長くなっているときには注意が必要です。 Ciscoは設定でMTU不一致を無視することもできます(IOSに依存します)。 インタフェース設定で、ip ospf mtu-ignoreコマンドを入れておけばOKです。

OSPFでLSAを消去するには

RIPの場合メトリック無限大(16)のRIPを送信して経路を取り消します(poison)。 OSPFの場合にはLS AgeフィールドにMaxAgeの値をセットして再フラッドします。

ルータID

ルータIDは32ビットの正数値ですが、IPv4アドレスと同じ形式で設定することが多いです。 Ciscoはループバックアドレスを設定していると、そのアドレスがルータIDに選ばれます。 IPアドレスを一つも設定していない状態でOSPFを設定しようとすると、 弾かれますので注意しましょう。

ルータID自体は単なる識別子ですので、0.0.0.1とかそういう値を設定すればよいのですが、 ループバックアドレスを持つならそれをルータIDにした方がよいでしょう。

ルータIDが変化した場合、そのルータが生成したすべてのLSAはMaxAgeに設定してドメイン内で消去し、 OSPFのプロセスを再スタートさせる必要があります。 この処理を行わないと実際にMaxAge経過するまでの間、ルーティングがおかしいままになります。

なお、隣接ルータ間でルータIDが同じだった場合、 DDのシーケンスで処理は停止します。これはMaster/Slaveの関係が構築できないためです。 (Router IDの大小でMaster/Slaveが決定するので、同じRouter IDだと勝負が決まらないためです)。

SPF Delay調整

LSAに変化を検出してSPF計算をするまでの待ち時間は、全OSPFルータで揃ってないといけません。 揃っていない場合、ピンポン現象が発生することがあります。 Juniperは50msecがデフォルト、Ciscoは5秒です。

Ciscoはtimers spfコマンドで設定しますが、これはtimers throttle spfコマンドに置き換えられました。 変更するのなら次のようにするといいと思います。

!
router ospf 1
  router-id 0.0.0.1
  timers throttle spf 50 1000 10000

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