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【GMPLS】 3. LMPの設定

3. LMPの設定

GMPLSの主要コンポーネント、LMP(Link Management Protocol)を設定してみます。 この設定はやや面倒です。

te-linkの設定

R1-R2間には、データチャネル専用のイーサネット(fe-0/0/1)を設置しましたが、 これをLMPで扱えるように te-link というものを作成します。 GMPLSでは物理インタフェースそのものが常にデータチャネルになるわけではなく、 ポートやタイムスロット、波長で細分化したいはずです。 そのために論理的なリンクを用意してLMPで扱うわけですが、それがte-linkの設定です。

と言っても、イーサネットの場合は物理インタフェース(fe-0/0/1)をまるごと使いますので、 次のような設定を入れることになります。 ここではte-fe-0/0/1という名称で作成しました。

protocols {
    link-management {
        te-link te-fe-0/0/1 {
            interface fe-0/0/1;
        }

te-linkの設定はまだ不完全ですが、先に進みます。

peerの設定

R1-R2間のデータチャネル専用のイーサネット(fe-0/0/1)には、 OSPFやRSVPといった制御プロトコルを流すわけにいきません。 (フォトニックの世界なら、波長に相当するわけですから、これは当然です)。 ですから代わりとなる制御チャンネルを作成しなければいけません。 この設定がpeerという設定です。

peerの設定には、相手先ルータのアドレス、どこのインタフェースを代わりに使うか、 そしてどのte-linkを分担するのか、を設定します。

R1から見た場合、相手先ルータR2のアドレスは192.168.254.2とします。 192.168.250.2でも大丈夫ですが、ルータIDの方がかっこいいでしょう。 制御チャンネルは先ほど作成したGREトンネルを使います。

protocols {
    link-management {
        te-link te-fe-0/0/1 {
            interface fe-0/0/1;
        }
        peer R2 {
            address 192.168.254.2;
            control-channel gre.0;
            te-link te-fe-0/0/1;
        }
    }
}

再びte-linkの設定

peerを設定したらte-linkの設定に戻ります。 peerの設定をしないと、te-linkに必要な情報が得られないため、こんな面倒なことになってます。 それでは show link-management コマンドで必要な情報を入手しましょう。 R1で実行すると次のようになります。

gsi@R1# run show link-management
Peer name: R2, System identifier: 11783
 State: Up, Control address: 192.168.254.2
   Control-channel                   State
   gre.0                             Active
  TE links:
   te-fe-0/0/1

 TE link name: te-fe-0/0/1, State: Up
  Local identifier: 55334, Remote identifier: 0, Encoding: Ethernet, Minimum bandwidth: 100Mbps,
  Maximum bandwidth: 100Mbps, Total bandwidth: 100Mbps, Available bandwidth: 100Mbps
    Name          Local ID  Remote ID      Bandwidth Used  LSP-name
    fe-0/0/1         54190          0        100Mbps   No

必要なのは、te-linkのidと、interfaceのidです。上記によると、

  • 自分のte-link idは55334
  • 相手のte-link idは0(不明)
  • 自分のinterface idは54190
  • 相手のinterface idは0(不明)

となっています。相手の情報を知らないのは仕方ないです。何も設定してませんから。重要なのは自分のidです。 自分のidを相手側(ここではR2)に設定します。R2の設定は次のようになります。

link-management {
    te-link te-fe-0/0/1 {
        remote-id 55334;
        interface fe-0/0/1 {
            remote-id 54190;
        }
    }
    peer R1 {
        address 192.168.254.1;
        control-channel gre.0;
        te-link te-fe-0/0/1;
    }
}

R1を設定するには、R2でshow link-managementを叩き、te-link idとinterface idを調べる必要があります。 実機で叩かないといけないのはいかにも不便ですが、juniperはそうなっています。 プロトコルの仕様上こうなっているのか、juniperの都合でこうなっているのかは不明です。 これは後で調べることにして、先に進みます。

te-linkにアドレスを振る

te-linkには管理用のIPアドレスを振る必要があります。 物理インタフェースにアドレス振ったんだから、そこから拾ってきて欲しいものですが・・・
fe-0/0/1には10.0.1.0/24のアドレスを割り当てましたから、次のように設定します。

link-management {
    te-link te-fe-0/0/1 {
        local-address 10.0.1.1;
        remote-address 10.0.1.2;
        remote-id 55334;
        interface fe-0/0/1 {
            local-address 10.0.1.1;
            remote-address 10.0.1.2;
            remote-id 54190;
        }
    }
    peer R2 {
        address 192.168.254.2;
        control-channel gre.0;
        te-link te-fe-0/0/1;
    }
}

LMPの設定はこれで完成です。

ここまでの設定 ( R1  R2)

つづく。

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