無料ブログはココログ

« 【BFD】 1. BFDについて | トップページ | 【BFD】 3. BFDの実証実験 »

【BFD】 2. BFDの設定(Juniper)

2. BFDの設定(Juniper)

2004年9月時点でBFDを実装している機器はあまり多くないようです。 Cisco IOSには実装がないので、Juniperで試してみます。 といっても、機器がたくさんあるわけではないので、最低限の実験しかできません。 ここでは次の環境を作ってみました。

R1とR2はJuniper(JUNOS 6.2)で、FastEther×2で接続しています。 OSPFのコストを操作して、fe-0/0/0側を通るようにしています。 そしてJuniper間ではBFDを使うように構成します。

BFDの設定は次のようになります。

protocols {
    ospf {
        area 0.0.0.0 {
            interface fe-0/0/0.0 {
                metric 10;
                bfd-liveness-detection {
                    minimum-interval 50;
                    multiplier 3;
                }
            }
            interface fe-0/0/1.0 {
                metric 20;
                bfd-liveness-detection {
                    minimum-interval 50;
                    multiplier 3;
                }
            }
        }
    }
}

【参考】完全な設定 (R1, R2)

この設定で分かるように、実はBFDそのものの設定というのはありません。 クライアント(この場合はOSPF)でBFDを使うか、 使わないかの設定をインタフェースごとにするだけです。 BFDセッションの接続先の情報とか、いっさい不要です。

minimun-interval 50は50mSecごとにBFD Helloを送信することを意味します。 秒速20個のHelloを送信することになります。

multiplier 3は、3回来なければダウンと見なす、という意味です。

R1とR2に設定を入れてcommitすると、無事にBFDセッションがアップします。

gsi@R1# run show bfd session
                                                          Transmit
Address              State     Interface     Detect Time  Interval  Multiplier
192.168.1.2          Up        fe-0/0/0.0          0.150     0.050      3
192.168.2.2          Up        fe-0/0/1.0          0.150     0.050      3

2 sessions, 2 clients
Cumulative transmit rate 40.0 pps, cumulative receive rate 40.0 pps

[edit]
gsi@R1# run show bfd session detail
                                                          Transmit
Address              State     Interface     Detect Time  Interval  Multiplier
192.168.1.2          Up        fe-0/0/0.0          0.150     0.050      3
  Client OSPF, TX interval 0.050, RX interval 0.050, multiplier 3
  Session up time 00:08:04
  Local diagnostic None, remote diagnostic None
  Remote heard, hears us
192.168.2.2          Up        fe-0/0/1.0          0.150     0.050      3
  Client OSPF, TX interval 0.050, RX interval 0.050, multiplier 3
  Session up time 00:09:34
  Local diagnostic None, remote diagnostic None
  Remote heard, hears us

2 sessions, 2 clients
Cumulative transmit rate 40.0 pps, cumulative receive rate 40.0 pps

[edit]
gsi@R1#

秒速20ppsというと結構なトラフィック量ですよね。

さて、ここでいくつか疑問が沸いてきます。

疑問① Juniperはどうやってセッション相手を知るのだろう?

BFDの仕様ではオートディスカバリーは存在しないので、 クライアントからの要望でセッションを確立するはずです。 つまり、OSPFがBFDを使うように設定すると、 OSPF Helloで見つけたネイバーに対してBFDセッションを確立するわけです。

疑問② だとしたら、ブロードキャストセグメント上でのセッション確立はDRとの間だけなのだろうか?

おそらくYESだと想像しますが・・・
これは正直、確かめるのが難しい話しですね。少なくとも4台のルータがいないと確認できそうもありません。

ここではとりあえず先に進みましょう。 BFDを使うと、本当に高速に障害を検知して経路が切り替わるのか、確かめてみましょう。

つづく。

« 【BFD】 1. BFDについて | トップページ | 【BFD】 3. BFDの実証実験 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54859/1546251

この記事へのトラックバック一覧です: 【BFD】 2. BFDの設定(Juniper):

« 【BFD】 1. BFDについて | トップページ | 【BFD】 3. BFDの実証実験 »